眼鏡と、- Nishida Optical shop - 〒700-0827 岡山市北区平和町1-10 高塚ビル1F
 
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熱による「コートのヒビ割れ」にご注意を

とても使いやすく便利に進化し続ける眼鏡とサングラス用のレンズ製品

取扱い次第では寿命を縮めてしまうことも

 

今回のレンズコラムは「コーティング」のお話しです。

 

  • 高い防汚性能の超撥水コーティング
  • 強い耐擦傷性能のハードコーディング
  • 光の透過率を高め低反射を実現する反射防止コーティング
  • 曇りを防ぐ防曇コーティング
  • 熱の影響を抑えるコーティング
  • 紫外線や光を受けて色づくコーティング

 

眼鏡・サングラスを問わず、本当にいろいろなコーティング技術があり、用途に応じて自由に選ぶことができます。

そのコーティングのいくつかは熱に弱く、その影響によって劣化しやすい性質のため日々の取り扱いには注意が必要です。.

 

現在 主流のプラスチックレンズは、その寿命が約3年と言われています。

ご使用環境や使用頻度、お手入れを含めたお取り扱いによっても前後しますが、

素材そのものの経年劣化が必ずおこるため、概ね3年前後とご理解いただけると良いです

 

度数の変化やレンズ表面の傷み等、自覚することや見た目の変化は「レンズの替え時」のキッカケになりますが、

そのキッカケがない場合には、どうしても長くなりがちな使用年数。

 

基材(素材)の劣化

    ↓

光の透過経路への影響

 

と考えれば3年前後でのご新調がオススメです。

レンズのコート

さて、「基材」と呼ばれるレンズそのものの表面に幾重にも表面処理(コーティング)が施され眼鏡レンズは出来ています。

参考までに、UVカットの機能は、紫外線吸収剤がレンズ基材そのものに練り込まれています。

レンズに色をつける時は、レンズ基材を染色し様々なカラーレンズに仕上げます。

上図にある「コート」と名の付く表面処理には様々な素材が使われています。

コートの成分

それぞれのコート素材は膨張率が異なる性質を持っていて、レンズ基材も然り、です。

特に“反射防止コート”は無機物である為、膨張しません。

その膨張率の異なりが引き起こすコートの劣化現象があります。

それは、熱による「コートのヒビ割れ」です。

熱による「コートのヒビ割れ」

高温下で、熱によりレンズ基材・ハードコートが膨張し、

その膨張に反射防止コートが追従できずにヒビ割れした状態になってしまいます。.

 

  • レンズ(眼鏡)を暖かいお湯で洗う
  • 車の中に置いておく
  • ドライヤーの温風を浴び続ける
  • 長時間 熱源の前に立つ
  • 気温(室温)が高い(暑い)場所にいる

 

比較的、日常にある状況がレンズに影響を与えてしまうのですね。

「高温下」での影響もそうですが、「温度差」も同様の影響があるそうです。

 

たとえば、暑い屋外から極端に寒い場所へ移動するなど。

ちなみにサングラス用のカラーレンズでは、種類によって「反射防止コート」が施されていない製品もあり(選べ)ます。

それによって目元が透けにくい“サングラスらしさ”を演出でるコート選びなんですね。

そういった商品は比較的 熱害の影響を受けにくいと考えます。.

 

先にふれた使用期間、少しでも綺麗な視界で快適な眼鏡生活をおくるために、

お手入れ方法を含めて熱によりレンズを傷めてしまわない取扱い方法をお伝えさせていただいていますが、

改めて眼鏡レンズを労わった取扱いをオススメいたします。

日々、愛着を持ってご愛用くださればとても嬉しいです。

 

ご質問等ありましたら、お気軽にご連絡くださいませ。

Selenite(セレナイト)

 

 

透明石膏を意味する『Selenite』

 

 

今回のコンセプト“ 石膏像 ”と透明な気持ちで仕事をしたいという想いからこのブランド名にしました。

 

Concept 『gypsum statue 』『石膏像 』(せっこうぞう) それぞれのモデルごとの

 

「石膏像の人物達が着用するならこの眼鏡」をイメージしデザイン。

 

 

 

世界のあらゆる時代の英雄や人物を立体的に表現されている石膏像。

 

古代ギリシャや各時代に生きた人物たちが眼鏡に出会う事ができたのであれば、

 

きっとSeleniteの作品の眼鏡を着用しただろう。

 

 

Seleniteの作品名は、モデルとした石膏像の名前をつけました。

 

 

公式コンセプトより

 

Philosophie

 

『Texture and craftsmanship 』(質感と職人技術)

 

限られた素材の質感や時代とともに進化した職人技術 Celluloid:セルロイドは

 

眼鏡にとって素晴らしい素材である

 

独特の艶は他の素材では表現できない

 

しかし、Seleniteは、その素晴らしいセルロイドの艶を石膏像の面取り像を表現するために艶を削り落とす

 

新たな表現方法とデザイン

 

眼鏡職人の技術で、荒々しく面取りしていく

 

 

 

 

Titanium:今では、ごく当たり前に眼鏡に採用されているチタン材

 

昔、眼鏡の聖地鯖江では、チタン材は航空宇宙用など極一部に使われているだけの特別な合金材料を

 

試行錯誤し、眼鏡に採用を行った素晴らしい先人がいました

 

その方に敬意を払いつつも、Seleniteは、素材の軽い、強い、錆びない、溶けない

 

の素晴らしさを保ちつつ、 内側に閉じ込め、シュリンク技術で石膏像の質感を表現

 

 

公式コンセプトより

 

2023年のデビュー以来、謎めいた存在と共に唯一の世界観を持つ優れた眼鏡フレームを生み出し続けています。

 

全てのパーツが専用設計で作られ、究極まで研ぎ澄まされたデザインと造形は上質感に溢れる素晴らしいもの。

 

 

selenite(セレナイト)のチタン製眼鏡フレームのテンプル画像

 

熱による素材の収縮など他にはないシュリンク加工を施し、チタン材が今までにない質感で表現されています。

 

軽くしなやかなチタンフレームが、貫禄と重厚感がただよう豪華な仕上りに。

 

selenite(セレナイト)のアセテート製眼鏡フレームのテンプル画像

 

カッティングと表面処理、スモールパーツが演出するアセテートフレームの美しさ。

 

アセテート素材が持つ艶をあえて削ぎ、引き算による表現が追求されています。

 

selenite(セレナイト)の眼鏡フレームに使われるノーズパット

 

ドビュッシーの「芸術とは最も美しい嘘である」から引用された「嘘と芸術」の文字が刻印されたノーズパット。

 

フレームを支えるための形状とサイズは必要十分で、鼻元にあって目立ち過ぎないよう仕上げられています。

 

全ての個体にシリアルナンバーが刻まれた特別な製品。

 

 

 

期間中、芸術的な手法で生み出される素晴らしいselenite(セレナイト)の眼鏡フレームが、最新作を含め約50本揃います。

 

それぞれが希少な美しきフレームを、是非ともご覧になりにいらしてください。

 

 

   Selenite TRUNKSHOW - Seleniteの世界 -

日時 : 2025年11月1日(土)~ 3日(月・祝)

場所 : 眼鏡と、

内容:展示即売会

 

 

ニシダ

 

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