過去に外部ブログで書いた記事を再編集して御案内いたします。
日差しの強まる、夏到来。
さらに強まる紫外線に対して、
肌や髪への対策、ますます気になりますね。
肌や髪と同じように「目」も日焼けします。
さらには「目から肌も」日焼けします。
こんにちは。
岡山市北区平和町/駅前町/野田屋町/中山下/本町/磨屋町の眼鏡店「眼鏡と、」です。
最も紫外線対策が大切な夏本番。
肌や髪と同様に、目にもしっかりとした紫外線対策を行ってほしいと考えています。
日々、お客様とのお話しの中で、
「眼鏡のレンズはUV(紫外線)カットできますか?」
と、ご質問されることがあります。
答えは「100%カットします。」
また現在では「UV(紫外線)カット機能は、ほぼ全てのレンズ商品に標準装備。」
これが一般的です。
お客様の素朴な疑問を解決し安心して眼鏡をご愛用いただくためにも、少し詳しくご紹介いたします。
長文ですが、ご覧いただけると幸いです。
太陽からの日射には、目に見える光(可視光線)と見えない「赤外線と紫外線」があり、その中で最も波長の短い光が紫外線です。
紫外線(UV)は、さらに3つに大別されます。
[UV C]
波長100~280nm(ナノメートル)
(成層圏及びそれよりも上空のオゾンと酸素分子によって全て吸収され、地表には到達しません。
[UV B]
波長280~315nm(ナノメートル)
成層圏オゾンにより大部分が吸収され、残りが地表に到達し、生物に大きな影響を与えます。
太陽からの日射に占める割合は0.1%程度です。
[UV A]
波長315~400nm(ナノメートル)
大気による吸収をあまり受けずに地表に到達します。
生物に与える影響はUV-Bと比較すると小さく、太陽からの日射に割合は占める数%程度です。
フロン等によりオゾン層が破壊されると、地上において生物に有害な紫外線B(UV-B)が増加し生物への悪影響が増大することが懸念されます。
(オゾン層保護が叫ばれ代替えフロンの世になって久しく、現在ではノンフロン技術が進んでいますね。国際的なフロン規制の効果により、現在のオゾン層は緩やかに回復へ向かっているようです。)
紫外線は季節によっても量が異なります。
その年の天候にも大きく影響されますが、紫外線量は盛夏(7・8月)に最も多くなります。
天候で比較すると、快晴時に比べ曇りの場合は約60%、雨の場合は約30%の量になるようです。
場所が変われば紫外線の強さが異なります。
赤道に近づくほど、高地になるほど、紫外線は強まりますし場所によって紫外線量も異なります。
また地表の表面状態によっても紫外線の反射率が異なり、新雪はおよそ80%、砂浜はおよそ25%を反射します。
一方で水面はおよそ95%を透過するので、水中であっても注意が必要です。
さらに一日の中でも紫外線量がかわります。
最も強いのは午前10時から午後2時頃です。
日中に比べ、日差しの弱まる朝方や夕方でも、UV-Aの量に大きな変化はないようです。
1990年代半ば以降、オゾン全量は減少傾向がみられなくなったものの、オゾン層の破壊が顕著になる前の1980年以前と比べると、現在も少ない状態が続いていることを考えたなら年間を通じてシーンに応じた紫外線対策を心がけることが、とても大切だと感じます。
【UV Aの肌と目への影響】
UV-Aは肌に急激な障害を与える作用は弱いのですが、太陽から届く紫外線の約9割を占めており肌に蓄積的なダメージを与えます。
肌の奥の真皮にまで侵入し、肌のハリや弾を失わせて光老化を引き起こす原因になるのです。
また、既にできているメラニン色素を酸化させ、肌を黒くさせる作用もあります。
我々の目は人の身体で唯一、外部に露出した臓器です。
本来、目は紫外線に対する抵抗力を持っていますが、長時間の曝露やUV-Bのような影響の強い紫外線により角膜に炎症がおきてしまいます。
近年、日差しや紫外線により目がダメージを受けると体内にメラニン色素が作られやすくなる為、直接肌に紫外線が当たらなくても、肌の日焼けがおきやすくなることがわかってきました。
数年前から「目から日焼けする」と言われはじめ、最近ではご存じの方も増えてきましたね。
また、加齢が主な原因とされる白内障も紫外線の曝露量が多い場合には、年齢とは関係なく白内障を発症する可能性が高まるようです。
【UV Bの肌と目への影響】
UV-Bは太陽から届く紫外線の約1割と量は少ないのですが、肌への作用が強い為、短時間でも肌が赤くなるサンバーン(日やけによる炎症反応)や数日後に肌が黒くなるサンタン(色素沈着反応)を引き起こす作用があります。
波長が短いUV-Bは、炎症やしみの原因となるだけでなく肌表面の表皮細胞やDNAを傷つけるなど、生体への影響が強いのです。
強い影響を与えるUV-Bは、前述の角膜炎などを短時間でおこしてしまいます。
【紫外線による老化】
紫外線を長年にわたり浴びることで、しみやシワ弾力の低下といった肌の老化を促進し、さらには皮膚がんを誘発する原因になることがあります。
加齢に伴う老化と比べて、UV-Aがもたらす光老化は硬くゴワゴワした肌に深いシワが刻まれるのが特徴です。
また、年齢を重ねた肌ほど抵抗力が弱くなりUV-Aによって肌細胞の老化が起きやすくなるため、加齢とともに、より紫外線への注意が必要になってきます。
目に見える光、可視光線の中で一番紫外線に近く眼への負担が心配されている光です。
LEDの光、特にパソコンやスマートフォン、液晶テレビのディスプレイの光に多く含まれています。
380~500nmの波長域を示し、人の眼には「青色と感じる光」です。
短い波長域の青色光の特性として、空気中の水分やホコリにぶつかり散乱しやすい為、眩しさやチラつきの原因、像の輪郭をボヤけさせてしまいます。
空が青く見えるのは、太陽の日射が地表に向かう際に、波長の短い光ほど空気中の様々な物質にぶつかり散乱する為、青色光が広がるから。
そしてLED照明やLED端末の普及により、日常生活には、それらの光があふれています。
現在では ほぼ確率されつつも研究が続くテーマですが...
ドライアイや眼精疲労、加齢黄斑変性症など特に「網膜への影響」が懸念されています。
LEDディスプレイ画面は、明るさを強調するため、散乱率が高くエネルギーが強いブルーライトを発光させているといわれています。
光の「エネルギーが強い」ってどういうこと?
わかりづらいですよね。
イメージで簡単にご説明すると、「波長の短い紫外線は身体への影響が大きい」でしたよね。
逆に波長の長い赤外線には、遠赤外線と近赤外線があります。日常の中で健康面で悪影響を心配するものではないとされています。
それら目に見えない波長域の間が「可視光線」、目に見える光であり可視光線には色の成分があります。
紫外線に近い「青色の光」
赤外線に近い「赤色の光」
炎で火力をイメージしてみてください。
バーナーやコンロの青色の炎は、ロウソクなどの赤い炎よりも強い火力を持っていますね。
そんなイメージです。
スマートフォンやパソコンのように、画面(光源)と眼の距離が近いLED端末ほどブルーライトの影響が大きく、直接長時間見続けることは眼への負担があるとされています。
就寝前にスマートフォンを見ることで睡眠リズムの乱れや睡眠の質の低下等、LED端末が普及し我々の生活に浸透した現代ならではの問題も沢山出てきていますよね。
約10年前から『HEV高エネルギー』が眼に与える影響が確認され、それ以来注目され続けています。
HEV(high energy visible light)について。
380nm~500nmの波長域、紫色~青色までの“ブルーライト”の中でも、400nm~420nmが高エネルギー可視光域=HEVと呼ばれます。
目に見える光の中の「最有害光線」とも言えます。
白内障や加齢黄斑変性の原因の一つとして挙げられ眼病に最も影響していると考えられています。
紫外線による影響でも同様の眼病リスクをご説明しましたね。
さて、目の健康を維持し網膜を保護する役割を担う「ルテイン」という成分が、我々の体には存在しています。
ルテインが持つ強力な抗酸化作用が、目の健康を維持する大きな役割を果たしているとも言われています。
眼の中にあるルテインが減少してしまうと、様々な眼病を引き起こす原因と考えられることが研究で明らかになっています。
ルテインを減少させる原因は、加齢であったり、酸化ストレスであったり。
その酸化ストレスを引き起こす原因の中にHEV等の有害光線があるのです。
有害光線(HEV)の眼内への入射
↓
活性酸素が発生・酸化ストレスの発生
↓
ルテインの減少
↓
眼病リスクの増加
眼は、人の体で唯一露出した器官ゆえに直接的な影響を受けてしまいます。
HEVから目を守り、ルテインを保護することが眼の健康維持に大切なケアのひとつとなります。
ヒトは情報の9割近くを「目」から得ています。
“見える”ことの大切さは、誰もが感じること。
目の老化、目の病気の原因の一つとなる紫外線を防ぐことは、本当に大切です。
日常生活およびレジャーシーンにおいて、紫外線・HEV・ブルーライトから目を保護することから始めませんか?
皆様のライフスタイルに応じて、ご提案商品も豊富にご用意しています。
日常的に眼鏡を常用されているユーザー様。
眼の保護の為、度数なしで掛けたいユーザー様。
自然な眼鏡の印象を叶えながら、様々なリスクから目を守る商品も多数取り扱っていますのでお気軽にご相談くださいませ。
いつまでも、
良く見える健康な目で過ごせるように
アイケアへの意識を高めることをオススメします。
ニシダ
参考資料
「KOSE 紫外線(UV)ケア」一部引用
「気象庁 紫外線に関する資料」一部参照