透明石膏を意味するSelenite。
今回のコンセプト石膏像と透明な気持ちで仕事をしたいという想いからこのブランド名にしました。
Concept 『gypsum statue 』『石膏像 』(せっこうぞう) それぞれのモデルごとの
石膏像の人物達が着用するならこの眼鏡
世界のあらゆる時代の英雄や人物を立体的に表現されている石膏像。
古代ギリシャや各時代に生きた人物たちが眼鏡に出会う事ができたのであれば、
きっとSeleniteの作品の眼鏡を着用しただろう。
Seleniteの眼鏡作品名は、モデルとした石膏像の名前を付けました。
『Texture and craftsmanship 』(質感と職人技術)
限られた素材の質感や時代とともに進化した職人技術 Celluloid:セルロイドは
眼鏡にとって素晴らしい素材である
独特の艶は他の素材では表現できない
しかし、Seleniteは、その素晴らしいセルロイドの艶を石膏像の面取り像を表現するために艶を削り落とす
新たな表現方法とデザイン
眼鏡職人の技術で、荒々しく面取りしていく
Titanium:今では、ごく当たり前に眼鏡に採用されているチタン材
昔、眼鏡の聖地鯖江では、チタン材は航空宇宙用など極一部に使われているだけの特別な合金材料を
試行錯誤し、眼鏡に採用を行った素晴らしい方がいました
その方に敬意を払いつつも、Seleniteは、素材の軽い、強い、錆びない、溶けないの
素晴らしさを保ちつつ、 内側に閉じ込め、シュリンク技術で石膏像の質感を表現
2023年のデビュー以来、その詳細もデザイナーの名も明かされていない謎めいたブランド「Selenite(セレナイト)」。
メタル、アセテートで展開されるコレクションは、新たな技術で表現される質感と仕上がりが唯一の世界観を持った素晴らしい作品です。
全てのパーツが専用設計で、そのデザインは究極まで研ぎ澄まされ上質感にあふれています。
細部に至り、拘りへのあくなき姿勢と情熱が感じられます。
熱による素材の収縮など他にはないシュリンク加工を施し、チタン材が今までにない質感で表現されています。
軽くしなやかなチタンフレームが、貫禄と重厚感がただよう豪華な仕上りに。
カッティングと表面処理、スモールパーツが演出するアセテートフレームの美しさ。
アセテート素材が持つ艶をあえて削ぎ、引き算による表現が追求されています。
ドビュッシーの「芸術とは最も美しい嘘である」から引用された「嘘と芸術」の文字が刻印されたノーズパット。
フレームを支えるための形状とサイズは必要十分で、鼻元にあって目立ち過ぎないよう仕上げられています。
今回、Filton(フィルトン)のトランクショウに合わせて、『Selenite(セレナイト)』商品をご紹介できる機会を得ました。
期間中、芸術的な手法で生み出される素晴らしい眼鏡フレームを是非ともお楽しみください。
ニシダ